2020年1月7日(火)
『アナと雪の女王2』監督&プロデューサー インタビュー
"Frozen 2" Directors & Producer Interview
今週1週間は、映画特集!今回は『アナと雪の女王2』の監督を務めたJennifer Lee(ジェニファー・リー)さん、Chris Buck(クリス・バック)さん、そしてプロデューサーのPeter Del Vecho(ピーター・デル・ヴェッコ)さんに、「ニュースで英語術」「SNS英語術」ネイティブパートナーのG・カズオ・ペニャ氏が行ったインタビューの一部を取り上げてご紹介します。
この映画の大きなテーマについて何と言っているかに注目し、関連する英語表現を学びましょう。
What do you hope Japanese audiences take away from this film?
Peter Del Vecho:
This film deals a lot with change. I think change can be scary, but your willingness to sort of participate in the world ... I love these two women who make active choices to move forward and actually embrace the change.
Jennifer Lee:
At the core of it, it's a family story. It's about two sisters. And we all know how hard at times it can be to navigate growing up and facing the real world. I think for me there is a message about perseverance through hard times — looking to the love that your family has given you, even when you're not together in moments.
Kazuo:
The sisterhood is the relationship we don't necessarily often see on screen, and what does it mean to you to bring that to audiences?
Chris Buck:
It's a great way of showing that they're very, very comfortable in their own skins, but that they're very powerful, but they still have flaws too. We don't like, necessarily, characters that are perfect, because none of us are perfect. And I think that's what we like to do. We still show them very strong, but they also have flaws.
センテンスごとに学ぶ
カズオさんの質問です。
audienceは「聴衆、視聴者、観客」です。
take away ...は、店内で飲食するのではなく「~を持ち帰る」という意味でよく使われますが、ここでのtake away from this film「この映画から奪い取る、持ち帰る」は、つまり「この映画から(何かを)感じ取る、見出だす」という表現です。
ピーター・デル・ヴェッコさんの言葉です。
句動詞deal with ...は、ここでは映画や物語などがテーマとして「~を扱う」です。
scaryは「恐ろしい、怖い」です。
willingnessは「意欲、いとわない気持ち」という名詞です。形容詞はwillingで、be willing to ...の形で「~するのをいとわない、進んで~する」という表現として使われます。
sort ofは「多少、やや、一種の、いわば、どちらかというと、~のような」などのニュアンスを添える表現で、断定を避けたり、会話の中で言葉をさがす合間を埋めたりするために使われることがあります。
these two women「これら2人の女性」は、映画の主人公であるアナとエルサの姉妹を指しています。
activeは「積極的な」という形容詞です。ちなみに「消極的な」なら、passiveで表せます。
forwardは「前に、前方へ」という副詞です。「後ろに、後方へ」であれば、backwardと言います。
embraceには「抱き合う」という意味もありますが、ここでは「受け入れる」という意味で使われています。
ジェニファー・リーさんの言葉です。
coreは「核心、中心、芯、中核」で、at the core of ...は「~の核心に、根底では」という表現です。
at timesは「時には、時々」という表現です。
navigateは、もともと船や飛行機などを「航行する、誘導する」ですが、そこから「何とか乗り切る、うまく通り抜ける」という比喩的な意味でも用いられます。
grow upは「成長する、大人になる」です。
perseveranceは「忍耐(力)」です。動詞形は、persevere「忍耐強く続ける」です。
前置詞through ...は「~の初めから終わりまで、~を通過して、~を経験して」を表します。ここでは、hard times「辛い時期」の間中ずっと忍耐力を持ち、それを乗り越えるということです。
look to ...は「~を頼りにする、当てにする」という句動詞です。
カズオさんの質問です。
sisterhoodは「姉妹関係、姉妹であること」です。
on screenは「画面上で、テレビで、映画の中で」です。
否定文でnecessarilyを用いると、「必ずしも~ではない」という意味になります。
クリス・バックさんの言葉です。
comfortableは「心地よい、快適な」です。
in one's skinは「裸で、服を着ないで」という表現で、ここでは飾らない「ありのままの姿で」という意味です。
副詞stillは「まだ、それでも」です。
flawは「欠点、短所」です。
ここでのcharacterは「登場人物」です。characterには、ほかにも「性格、気質、特色」などの意味があります。
perfectは「欠点のない、申し分のない」という形容詞で、flawlessで言い換えることもできます。
センテンス6にも出てきたnecessarily「必ずしも~ではない」を、ここでは挿入的に用いています。
strong「強い」は、センテンス7に登場したpowerful「たくましい」の言い換えになっています。