4LIFE

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2020年1月6日(月)

ラジオ第2 2020年1月6日(月)の放送内容

ボヘミアン・ラプソディ』出演者インタビュー

"Bohemian Rhapsody" Cast Interview

2018年11月8日 収録

今週1週間は、映画特集!今回は『ボヘミアン・ラプソディ』で伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリストフレディ・マーキュリーを演じたRami Malek(ラミ・マレック)さん、ギタリストのブライアン・メイを演じたGwilym Lee(グウィリム・リー)さん、ベーシストのジョン・ディーコンを演じたJoe Mazzello(ジョー・マッゼロ)さんに、「ニュースで英語術」「SNS英語術」ネイティブパートナーのG・カズオ・ペニャ氏が行ったインタビューの一部を取り上げてご紹介します。
出演者たちは、それぞれが映画の見どころや努力した点などについて、スピード感のある口調で語っています。くだけた表現も多く使われていますが、3人が話す内容を理解し、作品を振り返ってみましょう。

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Kazuo:
What are the highlights of this film?

Rami Malek:
For us, the highlights of the film are everything that happened backstage, when the camera wasn't rolling, because we developed this camaraderie, as you can tell.
And what made this film really spectacular ... you get to see songs we've heard for decades, songs that are in our DNA. You see a coming-of-age story of these four guys come together. You know, misfitsoutcasts. And somehow, they uniquely find a way to revolutionize music with their songwriting. And we watch these beautiful songs come to fruition.

Kazuo:
How did you embody your characters becoming a rock legend, rock gods in a sense?

Gwilym Lee:
Well, it just involved a lot of work. I think for me, the biggest challenge was the musical challenge. Every waking hour of the day, I'd have a guitar in my hand to just be trying to work on the next solo, the next riff, the next song.

Joe Mazzello:
I've never played anyone this famous. So, it was probably a good four or five times harder than any other job I've ever done with the amount of preparation. You know, he's English, so I have to do an English accent and a very specific one from sort of the north of England.

センテンスごとに学ぶ

センテンス 1
What are the highlights of this film?cal
この映画の見どころは何でしょうか?
解 説

カズオさんの質問です。
highlightは「(映画などの)見どころ」です。
ここでのfilmは「映画」のことです。ほかにも「映画」に相当する英語として、アメリカでは主にmovie、イギリスでは主にcinemaが使われます。

センテンス 2
For us, the highlights of the film are everything that happened backstage, when the camera wasn't rolling, because we developed this camaraderie, as you can tell.cal
私たちにとってこの映画の見どころは、カメラが回っていない舞台裏で起こったあらゆることです。というのも、お分かりになると思いますが、(そこで)私たちはこの友情を育んできたからです。
解 説

ラミ・マレックさんの言葉です。
backstageは「舞台裏で」という副詞です。
ここでのrollは「(カメラが)回る」という意味です。カメラが回っていない(撮影していない)ところで起こったことが全て映画の見どころとして反映されていると述べています。
camaraderieは「友情、仲間意識」です。
as you can tellは「お分かりのように、お察しのように」という意味です。

センテンス 3
And what made this film really spectacular ... you get to see songs we've heard for decades, songs that are in our DNA.cal
この映画がすばらしいのは、何十年もの間、私たちが聞いてきた楽曲を目の当たりにするところです。私たちのDNAに入っている楽曲ですよね。
解 説

ここでのspectacularは「すばらしい」という意味です。
get to seeは「目の当たりにする」という表現です。
for decadesは「何十年間も」という意味で、songs (that) we've heard for decadesは「何十年もの間、私たちがずっと聞いてきた楽曲」です。
DNA「デオキシリボ核酸」は遺伝子の本体と言われるもので、in our DNAは「(何度も聞いて)私たちの遺伝子に入っているような」というたとえになっています。

センテンス 4
You see a coming-of-age story of these four guys come together. You know, misfits, outcasts. And somehow, they uniquely find a way to revolutionize music with their songwriting.cal
この4人が団結するという成長物語になっています。この4人は、はみ出し者でのけ者ですが、曲作りを通して音楽に革命を起こす方法を何とかして独自に探すのです。
解 説

coming-of-ageは「成人の」という意味で、coming-of-age storyは「人間として大人になっていく物語、成長物語」のことです。
come togetherは「一緒になる、団結する」です。
misfitは「はみ出し者」、outcastは「のけ者」です。両方とも、映画の主人公であるクイーンのメンバー4人を表現しています。
somehowは「何とかして、どうにかして」です。
uniquelyは「独自に、独特に」です。
find a way to ...は「~する方法を見つける」という表現です。
revolutionize は「革命を起こす、革命的に変化させる」で、revolutionize musicは「音楽に革命を起こす」です。
songwritingは「作詞作曲」です。

センテンス 5
And we watch these beautiful songs come to fruition.cal
そうした美しい楽曲が実を結んでいくのを見届けるのです。
解 説

fruitionは「実を結ぶこと、実現」です。
この映画では、ときに意見対立をしながら、そして試行錯誤を重ねながら、多くの楽曲を完成させていく姿が描かれています。

センテンス 6
How did you embody your characters becoming a rock legend, rock gods in a sense?cal
皆さんが演じるキャラクターがロックの伝説、言ってみればロックの神になる様子はどのように表現しましたか?
解 説

カズオさんの質問です。
embodyは「具体的に表現する」という意味で、embody a characterは「(映画や舞台で)登場人物になって表現する」です。
legendは「伝説」です。
in a senseは「ある意味では、言ってみれば」という表現です。

センテンス 7
Well, it just involved a lot of work. I think for me, the biggest challenge was the musical challenge.cal
とにかく努力が必要でしたね。私にとって最大の課題は、音楽の課題だったと思います。
解 説

グウィリム・リーさんの言葉です。
involveは「含む、伴う」です。
challengeは「課題、難題」で、通例は、難しいけれどやりがいがあることを指して使います。

センテンス 8
Every waking hour of the day, I'd have a guitar in my hand to just be trying to work on the next solo, the next riff, the next song.cal
朝から晩までギターを手にして、次にやることになっていたソロ、次のリフ、次の曲を、ひたすら練習しようとしていました。
解 説

waking hourは「起きている時間」なので、every waking hour of the dayは「1日のうちで起きている時間はずっと」です。
the next solo, the next riff, the next song「次にやることになっていたソロ、次のリフ、次の曲」とはつまり、撮影で次に演奏するソロ、リフ、曲ということです。

センテンス 9
I've never played anyone this famous. So, it was probably a good four or five times harder than any other job I've ever done with the amount of preparation.cal
私は、ここまでの有名人を演じたことがありませんでした。準備の量を考えると、これまでやってきたどの仕事よりも、4倍も5倍もはるかに難しかった。
解 説

ジョー・マッゼロさんの言葉です。
this famousは「ここまでの有名な」で、ここでのthisは程度を表しています。
ここでのgoodは後ろに数量を表す語を伴い、「たっぷり、ゆうに、十分に」を意味します。
the amount of preparationは「準備の量」です。

センテンス 10
You know, he's English, so I have to do an English accent and a very specific one from sort of the north of England.cal
彼(ジョン・ディーコン)はイギリス人ですから、イギリス英語を、しかもどちらかというとイングランド北部のような独特のなまりで話さなくてはならなかったんです。
解 説

ここでのaccentは「なまり、話し方」という意味です。
specificには「明確な、具体的な」という意味もありますが、ここでは「特有の、独特の」です。
oneはaccentを指しています。このように、英語では前に出てきた同じ語を繰り返さずに、oneで置き換えることがあります。
sort of ...は、断定を避けたり、ニュアンスを和らげるために会話でよく使われるもので、「どちらかというと、~のような」といった表現です。