2020年3月12日(木)
香港行政長官 支持率最低に
SUPPORT FOR HK LEADER DIPS BELOW 10%
英語タイトルのHKはHong Kongの略で、SUPPORT FOR HK LEADER DIPS BELOW 10%は「香港のリーダーに対する支持率が10%を下回る」です。
今回のニュースは、香港の林鄭月娥行政長官の支持率が最低になったという話題です。
世論調査はいつ、どれくらいの人数を対象に行われたでしょうか。ここまで支持率が下がったのは、なぜでしょうか。本文に多く出てくる数字がそれぞれ何を指すかにも注目しつつ、approval rating、mount、pro-democracy protestなどの表現を学び、香港情勢について理解を深めましょう。
The Hong Kong Public Opinion Research Institute surveyed over 1,000 residents over the phone earlier this month.
The poll found Lam to have a support rate of nine percent. The figure is four percentage points down from just two weeks earlier. This is the first time any Hong Kong chief executive has had an approval rating below 10 percent since Britain returned the territory to Chinese rule in 1997.
Lam has been criticized for her refusal to completely shut down the border with the mainland. The decision triggered a large-scale strike among medical workers.
Support for Lam had already been low over her government's handling of the pro-democracy protests that erupted last June.
センテンスごとに学ぶ
approval ratingは「支持率」です。approval rateとも言います。
ここでのchief executiveは、香港政府のトップである「行政長官」です。行政長官を務めるのが、Carrie Lam(林鄭月娥)氏です。
fall belowは「下回る」です。「~%を上回る」なら、rise above ... percentで表せます。
mountは「高まる、上昇する」ですが、ここでは世論が不満を募らせている様子を表すのに使われています。
dissatisfactionは「不満」です。
responseは「反応、対応」です。
ongoingは「継続中の、続いている」という形容詞です。
outbreakは「大流行、急激な増加」という意味で、病気などについて使われる用語です。
Hong Kong Public Opinion Research Instituteは、香港のシンクタンク「香港民意研究所」のことです。
ここでのsurveyは「調査する」という動詞です。
residentは「住民」です。
this month「今月」とありますが、具体的には今回の世論調査は2月17日から19日までの間、香港市民1,000人余りを対象に電話で行われました。
ここでのpollは「世論調査」のことです。
support rateは「支持率」で、センテンス1のapproval ratingの別表現です。
ここでのpercentage pointは「ポイント」という意味です。percentage「百分率」は全体に対する割合を示すものですが、percentage pointは2つのパーセンテージの差を表します。前回調査が13%で、今回が4ポイント下がって9%となったわけです。
ここでのreturnは「返還する」という意味です。
territoryは「領土」です。
ここでのruleは「支配」という意味です。
香港は1997年、イギリス政府から中国へ返還されました。今回の数字は歴代の行政長官の中で最も低く、初めての1桁です。
criticizeは「批判する」です。
refusalは「拒否」で、申し出や要求などを断る一般的な語です。一方、似た意味を持つ単語にrejectionがありますが、こちらはrefusalよりも強いニュアンスを持ちます。
shut downは「閉鎖する」という句動詞です。
mainlandは「本土」で、ここでは中国本土を指しています。
2020年3月11日(水)
首相 全国の小中高校に臨時休校要請
ABE DEFENDS COUNTRY-WIDE SCHOOL CLOSURES
英語タイトルのABE DEFENDS COUNTRY-WIDE SCHOOL CLOSURESは「安倍総理大臣、全国休校を擁護」です。defendには「~を擁護する、~の正当性を主張する」という意味があります。
今回のニュースを通して、「対策を取る」「措置を講じる」「優先的に取り組む」に相当する、広く使える英語表現を学びましょう。
Shinzo Abe requested the closures of all elementary, junior and senior high schools, from next week through the start of the spring holidays. The directive has sparked concern and criticism across the country and will potentially impact more than 12 million students.
Abe asked for understanding and said the government will be responsible for issues resulting from the school closures.
(Shinzo Abe / Japanese Prime Minister)
"The period of time in the coming week or two is crucial to contain the spread of infections. The government will give the utmost priority to protecting the lives and health of Japanese people and take necessary measures depending on the development of the situation."
センテンスごとに学ぶ
「最新の」という形容詞として使われることの多いlatestが、ここでは名詞として使われています。「最近の事情、最新の情勢」といったところです。
controversialは「論争の種となる」という形容詞です。例えば、controversial topicと言えば、人々が熱くなって論争を起こすような話題です。名詞形はcontroversy「論争」です。
surroundは「取り囲む、取り巻く」という動詞です。
shut downは「閉鎖する」という句動詞です。shutdown(またはshut-down)と綴ると、「閉鎖」という名詞になります。
-wideは「~全体」という意味を持ち、本文のnationwide「全国的に」のほか、代表的なものとして、communitywide「地域全体」、worldwide「世界全体」があります。いずれも形容詞または副詞として使われます。形容詞なら、例えばa nationwide survey「全国的な調査」のように使えます。
hesitate to ...は「~することをためらう」です。
take steps to ...は「~するための措置を講じる、~するための対策を取る」です。
contagionは「感染、伝染」です。contagionの形容詞はcontagious「感染する、伝染性の」で、contagious diseaseと言えば「伝染病」です。
closureは「閉鎖」です。センテンス2に出てきたshut down「閉鎖する」の名詞形 shutdownと同じ意味です。
throughは、until, and includingという意味で使われます。Monday through Saturdayと言えば「月曜から土曜まで」で、土曜日も含まれることが明確になります。
directiveは「(公的な)指示、指令」という名詞です。
名詞で「火花」の意味もあるsparkは、動詞としては「火がついたように急激な活動を引き起こす」ことを言います。ここでは、concern「懸念、不安」とcriticism「批判」を「急拡大させた」という意味で使われています。
across the countryは「国中で、全国で」です。センテンス2に出てきたnationwide を使って、the directive has sparked concern and criticism nationwideと言い換えることもできます。
potentiallyは「潜在的に、~になる可能性を秘めて」という副詞です。形容詞はpotential「潜在的な、見込みのある」で、potential customerと言えば「客になりえる人、見込み客」です。
「影響、衝撃」という名詞として使われることの多いimpactが、ここでは「~に影響を及ぼす、~に影響する」という動詞として使われています。
センテンス3のrequestedを言い換えたのが、asked for ...「~を求める」です。
be responsible for ...は「~について責任がある」という表現です。
result from ...は「~に起因する、~から生じる、~に由来する」です。
school closureは「学校閉鎖」です。factory closureなら「工場閉鎖」となります。
安倍総理大臣の発言を英訳したものです。
comingは「来たるべき、今度の」という意味です。the coming weekは「来週」で、the coming monthsと言えば「今後数か月」です。theの代わりにthisを使って、例えばthis coming summer 「この(今年の)夏」のようにも使えます。
the coming week or two weeksを短くしたのが、the coming week or twoです。このパターンは、名詞を変えていろいろと応用できます。例えば、a decade or twoなら「10~20年」、a book or two なら「1~2冊の本」です。
ここでのcontainは「封じ込める」という意味です。センテンス2のcurbと同じ意味で使われています。
引き続き、安倍総理大臣の発言を英訳したものです。
give priority to ...は「~を優先する」です。priority「優先すること」に、utmost「最高の」を付けて強調しています。give utmost priorityは「~を最優先する」といった感じです。
(主に政府が取る)「対策、措置」を、measures(通常は複数形)と言います。take measuresは「対策を取る」です。本文のtake necessary measuresは、センテンス2に出てきたtake necessary steps「必要な手を打つ」と同じ意味です。
depend on ...は「~しだいで、~に応じて」です。
2020年3月10日(火)
米大統領選 バイデン氏が復活
BREAKTHROUGH FOR BIDEN
英語タイトルのbreakthroughは「大躍進」という意味なので、BREAKTHROUGH FOR BIDENは「バイデン候補、大躍進」です。
今回は、アメリカ大統領選挙における民主党の候補者選びのニュースです。スーパーチューズデーと呼ばれる山場では、どのような結果になったのでしょうか。候補者のその後の動向はどのようなものになったでしょうか。こうした点に注意しながら、英語でアメリカ大統領選挙について学習し、会話でも話題として取り上げてみましょう。
Fourteen states were up for grabs in the Democratic primaries on Super Tuesday.
ABC News says Biden has gained 433 delegates. Senator Bernie Sanders has secured 388 delegates and won three states. Senator Elizabeth Warren has won 36 delegates, and former New York Mayor Michael Bloomberg could only grab 12.
Following the results, Bloomberg announced his withdrawal from the nomination race and swung his support behind Biden. Biden is riding a wave of momentum following a decisive victory in South Carolina's primary last weekend.
センテンスごとに学ぶ
冒頭のwe start in the United Statesは「アメリカのことから始めます」で、ニュースの導入として言った言葉です。
a clearer pictureは「より鮮明な画像」、ここでのdevelopは「(写真などを)現像する」という意味で、a clearer picture of ... is developingは「~の状況がより鮮明になっている」となります。
the biggest day of primary elections「予備選挙の最大の山場」とは、センテンス4に出てくるSuper Tuesday「スーパーチューズデー」のことです。
pull offは「(困難だと思われていたことを)やり遂げる、成功させる」という意味です。
stunning comebackは「見事な復帰」です。バイデン候補は序盤の民主党予備選挙で低迷を続け、もうダメかと思われていたことから、comeback「復帰」という表現になっています。
ここでのstateは「(アメリカの)州」のことです。
latestは「最新の」です。
heは、バイデン氏を指しています。
バイデン氏は3月4日の時点で、テキサス州やノースカロライナ州など南部を中心に9つの州でまず勝利し、その後メーン州でも勝利を確実としました。
up for grabsは「(選挙などで)競争の対象になっている」という意味の熟語です。
Super Tuesday「スーパーチューズデー」とは、アメリカの大統領選挙に伴う予備選挙が複数の州で行われる3月の第2火曜日のことです。候補者選びの山場とも言われ、今年は2020年3月3日に14の州で行われました。
gainは「獲得する」です。
delegateは「(アメリカ大統領選挙の)代議員」のことで、党員を代表して全国大会に出席して投票します。
ここでのsecureは「確保する」という意味です。
won three states「3州で勝利した」とありますが、これはこのニュースがABCで報道された時点のことで、最後はカリフォルニア州でもサンダース氏に勝利確実が出て、4州を獲得しました。
formerは「前の」です。
ここでのgrabは、動詞で「手に入れる」という意味です。
announceは「発表する」です。
withdrawal from ...は「~からの撤退」です。
nomination raceは「指名争い」です。
swing one's support behind ...は「~の支持に回る」という意味です。ブルームバーグ氏は指名争いから撤退し、バイデン氏を支持すると明言しました。
2020年3月9日(月)
The new smartphone has a 6.5-inch-OLED display screen that can show 4K high-definition images. Its camera can take 20 photos per second. But the new phone won't come cheap and will likely be priced at over 900 dollars.
Three major mobile carriers plan to start offering high-speed 5G network services in Japan this spring. Sony's new device will be facing some tough competition in the market. Sharp plans its own 5G-capable smartphones. South Korea's Samsung and China's Huawei have already taken the lead in developing such devices.
センテンスごとに学ぶ
giantには「巨人」という意味もありますが、経済ニュースで企業を形容する場合は、「業界大手」や「巨大企業」を指します。
smartphoneのsmartは「賢い」、phoneは「電話」であることから、smartphone「スマートフォン」をあえて日本語で説明するなら、「高機能電話」のように言えます。
5Gはfifth generation「第5世代」の移動通信システムという、最新で最速の携帯電話の通信規格を略した表記です。
connectivityは「接続性、つながっていること」で、5G network connectivityは「5G通信網につながる能力のことです。
from this springのfromは、startingとかbeginningといった意味合いで使われています。
OLEDは、organic light emitting diode「有機発光ダイオード」の頭文字を取ったものです。
high-definitionは「高解像度の、高精細の」という意味で、4K high-definition imagesは「4Kの高画質画像」です。液晶画面の4Kは画素数を示し、数字が大きいほどきめ細かい高画質になります。4Kディスプレーの画面は、水平解像度が約4,000画素であることから4Kと呼ばれています。この表記方法では1,000=K「キロ」です。
前置詞per「~あたり、~ごと」の使い方に注目してください。数値表現+per+単位の形で、「単位あたりいくら」を表すことができます。例えば、50 kilometers per hourなら「時速50キロ」です。ただし、perを使わずに数値表現+単位で表記することもできます。前述の時速の例においても、perを省略して50 kilometers an hourとすることがありますし、ほかにもthree meals a day「1日3度の食事」などがこれにあたります。
come cheapは「安価で手に入る」という意味で、not come cheapは「安くはない、高くつく」です。
likelyは「~とみられる」という副詞です。
ここでのpriceは「価格をつける」という動詞ですから、be priced at ...は「~の価格がつけられる」です。900ドルは10万円近い価格になります。
three major mobile carriersは、日本の携帯大手3社を指しています。carrierは、音声やデータを通信網で運ぶ「通信事業者」です。ちなみに、「航空会社」という意味で使われることもあります。
high-speedは「高速の」で、5G通信規格が高速であることを示したものです。
deviceは「機器、装置」で、ここではソニーの新しいスマートフォンを言い換えたものです。
face competitionは「競争に直面する」で、toughは「厳しい」ですから、face some tough competitionは「いくぶん厳しい競争に直面する」です。
the marketは「携帯電話市場」を指しています。
capableは「能力がある」という形容詞ですが、名詞とハイフンで結びついて「~対応の」という意味を持つことがあります。5G-capableは「5Gに対応した」です。
Samsungは韓国の電子機器メーカー「サムスン電子」、Huaweiは中国の電子機器大手「ファーウェイ」です。
take the leadは「先行する、主導権を握る」という表現です。5G機器の開発においては、ソニーは海外勢を後追いする形になっています。
2020年3月6日(金)
中国の自動車メーカーがマスク生産
CARMAKER SHIFTS TO FACE MASK PRODUCTION
英語タイトルのshift to ...は「~に転じる」という意味で、CARMAKER SHIFTS TO FACE MASK PRODUCTIONは「自動車メーカーがマスク生産に転じる」です。
新型コロナウイルスの感染が広がる中国では、マスクの生産に異業種からの参入が相次いでいます。
本文に出てくるwork around the clock、production line、put outといった製造に関連する英語表現に注目して、このニュースを学びましょう。
The state-owned company in Guangdong Province is currently producing 100,000 masks a day. It plans to increase the number of production lines and aims to put out 1 million masks a day by the end of this month. The province has the second largest number of new coronavirus infections in mainland China after Hubei.
Five production lines have been set up in a space previously used for auto parts research and development. Masks produced there will be provided to the company's industrial group employees and medical facilities.
Firms that manufacture smartphones, apparel, and other products in China are also shifting to face mask production.
センテンスごとに学ぶ
shortageは「不足」、a shortage of ...は「~の不足」です。
promptは「促す、~させる」です。
carmakerは「自動車メーカー」です。car manufacturerとも言います。
protective gearは「防護服」です。
work around the clockは「昼夜なしに働く、24時間態勢で作業をする」という表現です。
state-owned companyは「国有企業」です。
Guangdong Provinceは「広東省」の英語名です。
currentlyは「現在」という副詞です。
production lineは「生産ライン」です。
aimは「目指す」です。
ここでのput outは「生産する」という意味です。
the province「この省」は、センテンス3に出てきた広東省を指しています。
infectionは「感染」という名詞です。
mainlandは「本土」です。
ここでのafterは「~に次いで」という意味です。
set upは「設ける、設置する」という句動詞です。
previouslyは「もともと、かつて」という副詞です。
auto partsは「自動車部品」です。
research and developmentは「研究開発」という意味で、R&Dと略して表記されることもあります。
provideは「提供する」です。
industrial groupは「企業グループ」です。
medical facilityは「医療機関」です。
生産ラインには車づくりで培った自動化の技術が生かされていて、マスクはグループの従業員のほか、医療機関などにも供給されるということです。
firmは「企業、会社」です。
apparelは「衣服」です。
shiftは「転換する」です。ここでは、異業種がマスク生産に参入している様子を表しています。
2020年3月5日(木)
豪 森林火災で特別調査委を設置
PRIME MINISTER ANNOUNCES NATIONAL COMMISSION
英語タイトルのPRIME MINISTER ANNOUNCES NATIONAL COMMISSIONは「首相、国家の委員会の設置を宣言する」です。prime ministerは「首相」(ここではオーストラリアのモリソン首相)、announceは「(公式に)発表する」、national commissionは(国家の委員会)です。
オーストラリアで森林火災が相次ぎ大規模な被害が出たことを受けて、政府は特別な調査委員会を設置しました。
今回のニュースには調査に関連するさまざまな表現が使われていますので、よく聞いて使えるようにしましょう。
Its prime minister made the announcement on Thursday. Scott Morrison said it will look into the practical things that must be done to keep Australians safe.
The national commission will examine disaster management and who is responsible for overseeing emergency authorities. The Australian government currently does not have any powers to declare a national state of emergency and provide support. State and territory governments must request federal assistance.
Morrison has been heavily criticized for his handling of the crisis. He was photographed vacationing in Hawaii as the fires intensified.
Australia's worst bushfire season has killed 33 people and torched more than 12.6 million hectares. More than 3,000 homes have been destroyed, and the number is expected to rise.
センテンスごとに学ぶ
the country'sのcountryは、Australia「オーストラリア」を指していています。
bushfireは、特にオーストラリアの「森林火災」です。bushfire seasonは「森林火災の季節」で、fire season「火事(特に野火)が起こる季節」から来ています。
its prime ministerのitsは、オーストラリアを指しています。
prime ministerは「首相」です。
look into ...は「~を調べる」という句動詞です。
keep ... safeは「~を安全に保つ」です。
the national commissionは、センテンス1のnational inquiry「国家的な調査」を行う委員会のことで、具体的にはroyal commission「王立委員会」と呼ばれる独立機関を指しています。
authoritiesは「当局」で、通例は複数形で使われます。
powerの複数形powersには「権限」という意味があります。
オーストラリアでは州政府が広い権限を持ち、連邦政府は外交、軍事、貿易など限られた権限を州から委譲されています。
オーストラリアは、federal government「連邦政府」の下に6つのstate government「州政府」および2つのterritorial government「準州政府」があります。
この文は、前のセンテンスに出てきたオーストラリア政府が権限を持っていないという内容の説明になっています。
the crisis「この危機」は、森林火災を指しています。
ここでのvacationは「休暇を過ごす」という動詞です。
長期的な森林火災に見舞われ、ニューサウスウェールズ州では12月19日に2度目の非常事態宣言が出された中、モリソン首相は12月22日までハワイでクリスマス休暇を過ごしていて、大きな批判を浴びました。
worstは「最悪の」です。
ここでのtorchは、動詞で「焼く、焦がす」という意味です。名詞では「たいまつ」で、オリンピックのtorch relay「聖火リレー」の中でも使われる単語です。
destroyedは、火事によって「破壊された」ですので、つまり「焼失した」として理解できます。
the number is expected to rise「その数は増えると予想されています」です。オーストラリアでは大規模な森林火災は鎮静化に向かったものの、今も数十件の火災が続いているということです。
2020年3月4日(水)
The Interior Ministry announced the results after ballot counting was completed on Sunday. The hardliners captured more than 210 of the 290 seats. They campaigned on taking a tougher stance against the U.S.
The reformist and moderate camps won about 20 seats. They support President Hassan Rouhani and prefer greater participation in international dialogue.
Only around 42 percent of eligible voters took part in Friday's election. Public sentiment has been turning against the government for some time. Many people said they chose not to vote because they were unhappy with the state of the country.
The election was the first since the U.S. reinstated sanctions on Iran. The trade embargo has crippled the country's economy.
センテンスごとに学ぶ
conservative hardlinerは「保守的な強硬派」です。
come out on topは「首位に立つ」という表現で、ここでは、選挙で圧勝して議会の議席数で首位となったことを表しています。
parliamentary electionは「議会選挙」です。
冒頭のyetはbutとほぼ同じで、「しかしながら」という意味です。
itは、前のセンテンスで述べた「保守強硬派が首位に立ったこと」を指しています。
ここでのmarkは「特徴を示す」という意味で、受け身形のwas marked by ...は、保守強硬派が首位に立ったという今回の選挙の特徴が「~によって示された」となっています。
ここでのturnoutは「選挙の投票率」のことで、the lowest turnoutは「最低の投票率」です。
the countryは「イラン」を指しています。
the Interior Ministryは「(イラン)内務省」です。正式名称は、the Ministry of Interiorと言います。
ここでのannounceは「(公式に)発表する」という意味です。
ballot countingは「開票」です。
ここでのcaptureは「(議席を)獲得する」という意味です。
more than 210 of the 290 seatsは「290議席のうち210議席以上」で、全体の7割以上の議席を保守強硬派が獲得したことになります。
2文目のtheyは「保守強硬派」を指しています。
ここでのcampaignは「選挙運動をする」という意味の動詞です。
take a tougher stanceは「より厳しい態度を取る」で、tougherと比較級になっているので、アメリカに対して改革派や穏健派に比べてより厳しい態度で選挙戦に臨んだことが分かります。
campには「(意見や主義を同じくする)同志、陣営」という意味があります。the reformist and moderate campsは「改革派と穏健派」です。
2文目のtheyは「改革派と穏健派」を指しています。
supportは「支持する」で、support President Hassan Rouhani「ハサン・ロウハニ大統領を支持する」とあるので、改革派と穏健派が現政権を支持していることが分かります。
prefer greater participationは「より積極的に参加することを好む」です。
international dialogueは「国際的対話」です。
eligibleは「資格のある」、voterは「投票者」ですので、eligible voterは「有権者」です。
take part in ...は「~に参加する」という熟語です。
sentimentは「(ある事柄に対する)意見、感情」で、public sentimentは「世論」です。
turn against ...は「(今までと態度を変えて)~に敵対する、~を攻撃する」という表現で、現政権に対して強く批判している態度を表しています。
for some timeは「(今まで)しばらくの間」です。
choose not to voteは「投票しないという選択をする」です。
be unhappy with ...は「~に不満がある」です。
ここでのstateは「現状」という意味で、the countryは「イラン」を指しているので、the state of the countryは「イランの現状」です。
reinstateは「復活させる」、sanction on ...は「~に対する制裁」です。
trade embargoは「禁輸措置」です。
ここでのcrippleは「打撃を与える」という意味です。