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2020年3月9日(月)

ラジオ第2 2020年3月9日(月)の放送内容

ソニーも5Gスマホ発表へ

SONY TO LAUNCH 5G SMARTPHONE

2020年2月25日のニュース

英語タイトルのSONY TO LAUNCH 5G SMARTPHONEは「ソニー、5Gスマートフォンを発売へ」です。
ソニーは、次世代の通信規格5Gに対応したスマートフォンを、この春以降に日本を含む世界で発売すると発表しました。
このニュースに登場する5G対応のスマートフォンは、どのような性能を持つのでしょうか。ソニーの競争相手となるのは、どのような企業でしょうか。こうした点に注目して、携帯電話や移動通信システムに関する英語表現を学習しましょう。

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Japanese electronics giant Sony says it plans to release a new smartphone with 5G network connectivity in markets around the world from this spring.
The new smartphone has a 6.5-inch-OLED display screen that can show 4K high-definition images. Its camera can take 20 photos per second. But the new phone won't come cheap and will likely be priced at over 900 dollars.
Three major mobile carriers plan to start offering high-speed 5G network services in Japan this spring. Sony's new device will be facing some tough competition in the market. Sharp plans its own 5G-capable smartphones. South Korea's Samsung and China's Huawei have already taken the lead in developing such devices.

センテンスごとに学ぶ

センテンス 1
Japanese electronics giant Sony says it plans to release a new smartphone with 5G network connectivity in markets around the world from this spring.cal
日本の電子機器メーカー大手のソニーは、5Gネットワークにつながる新しいスマートフォンを、今春から世界各地の市場で発売する計画であるとしています。
解 説

giantには「巨人」という意味もありますが、経済ニュースで企業を形容する場合は、「業界大手」や「巨大企業」を指します。
smartphoneのsmartは「賢い」、phoneは「電話」であることから、smartphone「スマートフォン」をあえて日本語で説明するなら、「高機能電話」のように言えます。
5Gはfifth generation「第5世代」の移動通信システムという、最新で最速の携帯電話の通信規格を略した表記です。
connectivityは「接続性、つながっていること」で、5G network connectivityは「5G通信網につながる能力のことです。
from this springのfromは、startingとかbeginningといった意味合いで使われています。

センテンス 2
The new smartphone has a 6.5-inch-OLED display screen that can show 4K high-definition images. Its camera can take 20 photos per second.cal
その新しいスマートフォンは、4Kの高画質画像を表示できる6.5インチの有機ELディスプレーを備えています。そのカメラは、1秒あたり20枚の写真を撮影することができます。
解 説

OLEDは、organic light emitting diode「有機発光ダイオード」の頭文字を取ったものです。
high-definitionは「高解像度の、高精細の」という意味で、4K high-definition imagesは「4Kの高画質画像」です。液晶画面の4Kは画素数を示し、数字が大きいほどきめ細かい高画質になります。4Kディスプレーの画面は、水平解像度が約4,000画素であることから4Kと呼ばれています。この表記方法では1,000=K「キロ」です。
前置詞per「~あたり、~ごと」の使い方に注目してください。数値表現+per+単位の形で、「単位あたりいくら」を表すことができます。例えば、50 kilometers per hourなら「時速50キロ」です。ただし、perを使わずに数値表現+単位で表記することもできます。前述の時速の例においても、perを省略して50 kilometers an hourとすることがありますし、ほかにもthree meals a day「1日3度の食事」などがこれにあたります。

センテンス 3
But the new phone won't come cheap and will likely be priced at over 900 dollars.cal
しかし、その新しいスマートフォンは安価ではなく、900ドルを超える価格になるとみられます。
解 説

come cheapは「安価で手に入る」という意味で、not come cheapは「安くはない、高くつく」です。
likelyは「~とみられる」という副詞です。
ここでのpriceは「価格をつける」という動詞ですから、be priced at ...は「~の価格がつけられる」です。900ドルは10万円近い価格になります。

センテンス 4
Three major mobile carriers plan to start offering high-speed 5G network services in Japan this spring.cal
携帯大手3社が、日本で高速5G通信網サービスをこの春に提供開始する予定です。
解 説

three major mobile carriersは、日本の携帯大手3社を指しています。carrierは、音声やデータを通信網で運ぶ「通信事業者」です。ちなみに、「航空会社」という意味で使われることもあります。
high-speedは「高速の」で、5G通信規格が高速であることを示したものです。

センテンス 5
Sony's new device will be facing some tough competition in the market.cal
ソニーのその新しい機器は、市場でいくぶん厳しい競争に直面するでしょう。
解 説

deviceは「機器、装置」で、ここではソニーの新しいスマートフォンを言い換えたものです。
face competitionは「競争に直面する」で、toughは「厳しい」ですから、face some tough competitionは「いくぶん厳しい競争に直面する」です。
the marketは「携帯電話市場」を指しています。

センテンス 6
Sharp plans its own 5G-capable smartphones. South Korea's Samsung and China's Huawei have already taken the lead in developing such devices.cal
シャープは、5Gに対応した自社のスマートフォンを企画しています。韓国のサムスン電子や中国のファーウェイは、すでにそのような機器の開発において先行しています。
解 説

capableは「能力がある」という形容詞ですが、名詞とハイフンで結びついて「~対応の」という意味を持つことがあります。5G-capableは「5Gに対応した」です。
Samsungは韓国の電子機器メーカー「サムスン電子」、Huaweiは中国の電子機器大手「ファーウェイ」です。
take the leadは「先行する、主導権を握る」という表現です。5G機器の開発においては、ソニーは海外勢を後追いする形になっています。