2020年3月10日(火)
米大統領選 バイデン氏が復活
BREAKTHROUGH FOR BIDEN
英語タイトルのbreakthroughは「大躍進」という意味なので、BREAKTHROUGH FOR BIDENは「バイデン候補、大躍進」です。
今回は、アメリカ大統領選挙における民主党の候補者選びのニュースです。スーパーチューズデーと呼ばれる山場では、どのような結果になったのでしょうか。候補者のその後の動向はどのようなものになったでしょうか。こうした点に注意しながら、英語でアメリカ大統領選挙について学習し、会話でも話題として取り上げてみましょう。
Fourteen states were up for grabs in the Democratic primaries on Super Tuesday.
ABC News says Biden has gained 433 delegates. Senator Bernie Sanders has secured 388 delegates and won three states. Senator Elizabeth Warren has won 36 delegates, and former New York Mayor Michael Bloomberg could only grab 12.
Following the results, Bloomberg announced his withdrawal from the nomination race and swung his support behind Biden. Biden is riding a wave of momentum following a decisive victory in South Carolina's primary last weekend.
センテンスごとに学ぶ
冒頭のwe start in the United Statesは「アメリカのことから始めます」で、ニュースの導入として言った言葉です。
a clearer pictureは「より鮮明な画像」、ここでのdevelopは「(写真などを)現像する」という意味で、a clearer picture of ... is developingは「~の状況がより鮮明になっている」となります。
the biggest day of primary elections「予備選挙の最大の山場」とは、センテンス4に出てくるSuper Tuesday「スーパーチューズデー」のことです。
pull offは「(困難だと思われていたことを)やり遂げる、成功させる」という意味です。
stunning comebackは「見事な復帰」です。バイデン候補は序盤の民主党予備選挙で低迷を続け、もうダメかと思われていたことから、comeback「復帰」という表現になっています。
ここでのstateは「(アメリカの)州」のことです。
latestは「最新の」です。
heは、バイデン氏を指しています。
バイデン氏は3月4日の時点で、テキサス州やノースカロライナ州など南部を中心に9つの州でまず勝利し、その後メーン州でも勝利を確実としました。
up for grabsは「(選挙などで)競争の対象になっている」という意味の熟語です。
Super Tuesday「スーパーチューズデー」とは、アメリカの大統領選挙に伴う予備選挙が複数の州で行われる3月の第2火曜日のことです。候補者選びの山場とも言われ、今年は2020年3月3日に14の州で行われました。
gainは「獲得する」です。
delegateは「(アメリカ大統領選挙の)代議員」のことで、党員を代表して全国大会に出席して投票します。
ここでのsecureは「確保する」という意味です。
won three states「3州で勝利した」とありますが、これはこのニュースがABCで報道された時点のことで、最後はカリフォルニア州でもサンダース氏に勝利確実が出て、4州を獲得しました。
formerは「前の」です。
ここでのgrabは、動詞で「手に入れる」という意味です。
announceは「発表する」です。
withdrawal from ...は「~からの撤退」です。
nomination raceは「指名争い」です。
swing one's support behind ...は「~の支持に回る」という意味です。ブルームバーグ氏は指名争いから撤退し、バイデン氏を支持すると明言しました。