2018年4月6日(金)
外国人旅行者で地方の地価が上昇
JAPAN LAND PRICES RISE
英語タイトルのJAPAN LAND PRICES RISEは「日本の地価が上昇」です。
国土交通省が地価を公示し、全国的な地価の上昇が明らかになりました。今回は、国内のどの地域で、どの程度地価が上昇したのかを説明するニュースです。
ニュース本文には、数字や、数字にまつわる表現がたくさん出てきます。学んだ表現を、英会話などで活用してみましょう。
Land ministry officials released data covering about 26,000 locations nationwide as of January 1st. The average land price in the three major cities and their surrounding areas rose an average 1.5 percent — the fifth straight annual increase.
Land prices outside Tokyo, Osaka, and Nagoya rose 0.04 percent from a year earlier — the first rise since 1992. Regional cities Sapporo, Sendai, Hiroshima, and Fukuoka saw an average increase of 4.6 percent.
Low mortgage rates on the back of the central bank's negative interest rate policy also pushed up land prices.
センテンスごとに学ぶ
land priceは「土地の価格」、つまり「地価」です。
Japan's three biggest citiesは、具体的には東京、大阪、名古屋周辺部の「3大都市圏」のことです。
ここでのstraightは「連続した」という意味で、the fifth straight yearは「5年連続」です。
文頭のtheyは、前のセンテンスに出てきたland pricesを指しています。
the rest of ...は「~のほかの部分、残りの部分」で、ここでは日本の3大都市以外の地域のことです。
for the first time in 26 years「26年間で初めて」は、つまり「26年ぶり」という意味です。
文頭のthatは、前のセンテンスで説明された地価上昇を指しています。
partlyは全体から見た「一部分」のことで、「部分的に、一部分は」です。地価上昇の要因は複数あり、その中の1つとして、このセンテンスに挙げられたものがあるということです。
ここでのdue to ...は「~による、~のため」で、要因を示しています。
ここでのaccommodateは「宿泊させる、収容する」という意味です。
growing number of ...は、~の数の増加を表しています。
land ministryは「国土交通省」の簡略な表現です。正式な英語名は、the Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourismです。land ministry officialsは、文字どおりには「国土交通省の職員」ですが、行政組織としての国土交通省と解します。
ここでのcoverは動詞で、「対象とする」です。
nationwideは「全国にわたって」という意味の副詞です。
ここでのas of ...は、~の部分に日付が入り、「~の時点で、~現在で」です。
their surrounding areas「それらの周辺の地域」は、3大都市の周辺地域のことです。
rise (by) an average (of) ... percentは「平均~%上昇する」です。
ここでのstraightも、センテンス1と同様に「連続した」という意味です。
ここでのoutsideは「~以外の、~を除く」です。
regional cityは「地方都市」です。
ここでのseeは「経験する、遭遇する」という意味です。地方都市が「上昇を経験した」、つまり地方都市の地価は「上昇だった」ということです。