2020年2月26日(水)
GDP fell by an annualized 6.3 percent in the October-to-December period. It was the first contraction in five quarters. It was also the biggest fall since the tax was raised last time in 2014. In the second quarter of that year, GDP fell 7.4 percent.
Personal consumption makes up more than half of Japan's GDP. It fell by 2.9 percent following the increase in the tax from eight percent to 10 percent at the beginning of October last year.
Sales of cars and electrical appliances tumbled. A warm winter and a series of powerful storms contributed to the drop.
Corporate investment was down by 3.7 percent. Exports fell by 0.1 percent. Both figures were largely due to the global economic slowdown caused by the trade dispute between the U.S. and China.
センテンスごとに学ぶ
figureは「数字、姿」などの意味ですが、ここでのfiguresは「統計」で、この意味では複数形で使われます。
GDPはgross domestic productの略で、「国内総生産」です。
shrankは、動詞shrink「縮む、小さくなる」の過去形です。
quarterは「4分の1、四半期」で、final quarterは「最終四半期、第4四半期」です。会計年度の場合、日本のfinal quarterは1月から3月ですが、ここでは暦年で10月から12月の3か月間を指しています。
consumptionは、動詞consume「消費する」の名詞形のひとつで、「消費」です。consumption taxは「消費税」です。なお、consumer「消費者」も、consumeから派生した名詞です。
weigh on ...は「~に重くのしかかる、~の負担となる」という句動詞です。
annualizedは、動詞annualize「(統計などで)年率で換算する」から派生した形容詞で、「年換算で、年率で」という意味です。
ここでのperiodは「期間」です。
contractionは動詞contract「縮む、収縮する」の名詞形で、「縮小、収縮、短縮」です。the first contraction in five quarters「5(四半)期で初めての縮小」は、つまり「5(四半)期ぶりの縮小」ということです。
内閣府が発表した去年10月から12月までのGDPは、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてマイナス1.6%でした。これが1年間続いた場合の年率に換算すると、マイナス6.3%となり、5期ぶりにマイナスに転じました。
冒頭のitは、前のセンテンスで述べていた年率6.3%減を指しています。
the tax「その税金」は、消費税を指しています。
前回の消費税の増税は2014年で、5%から8%に引き上げられました。
the second quarterは「第2四半期」です。ここでは暦年の第2四半期で、4月から6月までの期間のことです。
that year「その年」は、消費増税のあった2014年を指しています。
今回のGDPの下げ幅は、前回、消費税率が引き上げられた直後の、2014年4月から6月までの年率でマイナス7.4%以来、5年半ぶりの大きさとなりました。
冒頭のitは、personal consumption「個人消費」を指しています。
前置詞following ...は「~のあとに、~に続いて、~を受けて」という意味です。
applianceは「器具」で、electrical applianceは「電化器具、家電製品」です。
tumbleは「倒れる、ひっくり返る、下落する」です。
a series of ...は「一連の~」という表現です。
ここでのpowerful storm「強力な嵐」は、台風のことです。typhoonという単語が使われることもあります。
contribute to ...は「~に貢献する、~に寄与する、~の一因となる」です。
corporateは「企業の」、investmentは「投資」で、corporate investmentは「企業投資、設備投資」です。
exportsは、通例複数形で「輸出高、輸出量」です。
さらに住宅投資もマイナス2.7%となり、多くの項目で伸び率がマイナスに転じる結果となりました。
both figures「両方の数字」は、前のセンテンスに登場した設備投資と輸出高の減少を指しています。
slowdownは「減速」で、global economic slowdownは「世界経済の減速」です。
disputeは、動詞としては「議論する、論争する」、名詞としては「論争、紛争」です。trade disputeは「貿易紛争、貿易摩擦」です。