2018年10月15日(月)
中国最大の配車サービスが日本上陸
TAXI-HAILING GIANT LAUNCHES IN JAPAN
英語タイトルのTAXI-HAILING GIANT LAUNCHES IN JAPANは「タクシー配車の最大手企業が日本参入」です。ここでのgiantは「最大手企業、大企業」です。
中国最大の配車サービス「滴滴」が、日本市場に進出しました。同社は、スマートフォンのアプリからタクシーを呼び出すサービスを大阪で始めました。
このニュースには、配車サービスや企業提携など、ビジネスに関わる単語や表現が出てきます。これらを学んで、スマートフォンを使った新しいサービスや、国際的なビジネス展開などを、英会話の話題にしてみましょう。
China's largest ride-hailing platform Didi Chuxing has launched here in Japan. The firm says its AI dispatch system will cut waiting time for passengers and reduce downtime for drivers.
Didi has partnered with Japanese telecommunications firm Softbank to make its debut into the local market.
The company has chosen Osaka to gain its first foothold. Across Osaka Prefecture, roughly 1,000 taxis with 12 cab operators are now using Didi's system. The firm plans to expand across the country and hopes to capitalize on the growing number of Chinese visitors.
Didi's arrival in Japan is set to make the already crowded taxi market even more competitive.
センテンスごとに学ぶ
動詞のhailには「呼び止める」という意味があり、hail a taxiなら「タクシーを止める」です。ride-hailingは名詞で、車と運転手を手配する「配車(サービス)」のことです。このニュースのタイトルでは、類似するtaxi-hailing「タクシー配車」という表現が使われていました。
ここでのlaunchは「参入する、開始する」という動詞です。
the firm「その会社」は、前文に出てきたDidi Chuxing「滴滴出行」を指しています。
dispatchには「派遣」という意味があり、ここでは車を派遣することですので、「配車」です。
downtimeには「作業休止時間、休養時間、休憩時間」などの意味があります。ここでは、タクシーに乗客が乗っていない「空車時間」のことです。
ここでのpartnerは「提携する、組む」という動詞です。
make one's debutは、ここでは「登場する」と訳せます。
local marketは「現地の市場」で、このニュースは日本の話ですので「日本市場」を指しています。
ここでのfootholdは、抽象的な意味の「足がかり、足場」で、gain a footholdは「足場を得る」という意味です。
acrossは「全域で」です。
cab operatorは、「タクシー会社」です。cab companyと言い換えることもできます。
ここでのacrossも、センテンス4と同じように「全域で」です。センテンス4では「大阪府全域」でしたが、ここでは「その国(日本)全域、全国」となっており、ビジネス展開の範囲を広げる計画があることが説明されています。
capitalize on ...は「~に乗じる、~を利用する」という意味で用いられています。
be set to ...は「~する見込みだ、~することになっている」という意味です。
ここでのcompetitiveは「競争的、競合的」で、今後配車サービスをめぐる競争がさらに激しくなると予想されることを説明しています。