2019年4月25日(木)
タイガー・ウッズ マスターズ優勝
TIGER WOODS WINS MASTERS TO END 11-YEAR DROUGHT
英語タイトルのTIGER WOODS WINS MASTERS TO END 11-YEAR DROUGHTは「タイガー・ウッズ、マスターズで優勝し11年の不調に終止符」です。
男子ゴルフの海外メジャー大会第1戦マスターズ・トーナメントで、アメリカのタイガー・ウッズ選手が逆転優勝しました。ウッズ選手の海外メジャー制覇は、2008年の全米オープン以来11年ぶりです。
今回のニュースを通して、タイガー・ウッズ選手の過去の苦境と現在の活躍について、英語で学びましょう。
It was a dramatic comeback years in the making for one of the world's most famous athletes. Golfer Tiger Woods has won the Masters Tournament, ending an 11-year major title drought.
Woods started Sunday's final round in second place, trailing by two strokes. But he surged ahead to take the lead, winning his fifth Masters. It's his 15th major title.
Woods took a break from professional golf after a 2009 car accident led to revelations of his extramarital affairs. He's also been plagued by a nagging back injury. In 2017, he underwent spinal fusion surgery.
The 43-year-old called his victory one of the biggest wins he's ever had.
センテンスごとに学ぶ
dramaticは、drama「演劇」から派生した形容詞で、「劇的な、印象的な」という意味です。
comebackは「復帰、再起」です。
makingは「作ること」で、in the makingは「進行中の、成長中の」という表現です。
athleteは「運動選手、スポーツ選手」です。
droughtは「干ばつ」ですが、ここでは運動選手などの「長い不調、スランプ」という意味です。
the Masters Tournament「マスターズ・トーナメント」は、ゴルフのメジャー選手権の1つです。アメリカのジョージア州にあるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される大会で、招待資格を満たす「名手(マスター)」のみが出場できます。
end an 11-year major title drought「11年間のメジャー選手権での不調を終わらせる」は、つまり「11年ぶりにメジャー制覇をする」ことを表しています。
ウッズ選手の海外メジャー制覇は、2008年の全米オープン以来11年ぶりで、通算15勝目。アメリカツアーの優勝は通算81勝です。
ここでの名詞roundはスポーツ大会などの「一試合、ラウンド」で、final roundは「最終試合、最終ラウンド」です。
in second placeは「第2位で」です。
動詞trailは「後を追う」、strokeは「一打ち」で、trail by two strokesは「2打差で後を追う」という表現です。
4月14日(日曜日)に行われた最終ラウンドは、2位でスタートしたウッズ選手など、一時5人が通算12アンダーでトップに並ぶ混戦となりました。
heとhisは、ウッズ選手を指しています。
動詞surgeは、「押し寄せる、急増する、急伸する」です。雷で起きる異常高電圧は、日本語でも「サージ」と言います。副詞aheadは「前へ」で、surge aheadは「急に優勢になり始める」という句動詞です。
take the leadは「先導する、リードする、トップに立つ、首位に立つ」という表現です。
take a break from ...は「~を一休みする」という表現です。
revelationは、動詞reveal「明らかにする、暴露する」から派生した名詞で、「明らかにされたこと、暴露、発覚」です。
動詞lead「導く」は、lead-led-ledと不規則に変化します。lead to ...は「~につながる、~を引き起こす」という句動詞です。
extramaritalは、extra-「~外の」+marital「結婚の」から成る単語で、「婚姻外の、不倫の」という意味です。extramarital affairは「不倫問題」ですが、affairだけでも「不倫、情事」を表すことがあります。
動詞plagueは「苦しめる、悩ます」です。名詞としては、「災い、疫病、悩みの種」などの意味です。
naggingは「つきまとう、いつまでも消えない」という形容詞で、ここでは背中のけがが慢性的であったという病状を示しています。
undergoは、つらいことを「経験する、被る、耐える」で、ここでは治療を「受ける」という意味です。undergo-underwent-undergoneと不規則に変化します。
spinalは「脊椎」、fusionは「融合」で、spinal fusion surgeryは「脊椎固定手術」です。
the 43-year-old「その43歳」は、ウッズ選手を指しています。
call A ...は、ここでは「Aを~と見なす」です。
one of the biggest wins (that) he's ever hadと補うと、分かりやすくなります。everは「これまでに」という副詞です。