2019年6月24日(月)
インドのごみの山 タージマハル超え?
RUBBISH MOUNTAIN TO GROW TALLER THAN TAJ MAHAL
英語タイトルのrubbish mountainは「ゴミの山」という意味で、RUBBISH MOUNTAIN TO GROW TALLER THAN TAJ MAHALは「ゴミの山がタージマハルの高さを超す見通し」です。
インドの首都ニューデリー郊外に、巨大なゴミの山ができているというニュースです。具体的には、どのくらいの高さになっているのでしょうか。発展を続けるインドにおけるゴミ問題を英語で学習して、会話でも取り上げてみましょう。
The mountain of trash stands at a landfill on the eastern edge of the capital. A parliamentary panel says it's now 65 meters high. The AFP news agency says next year the garbage mountain will likely surpass the 73-meter-high Taj Mahal.
One environmental campaigner says that continuous dumping has severely polluted the air and waterways.
(Chitra Mukherjee / Manager, Chintan, environmental advocacy group)
"As you buy more stuff, you're going to waste more stuff, you are going to throw away more stuff. So that is the challenge of a young developing India today."
India's government plans to abolish all single-use plastics in the country over the next three years. But efforts to reduce household waste and protect the environment face a number of challenges in the fast-developing country.
センテンスごとに学ぶ
waste management officials「廃棄物管理当局」は、インドの首都ニューデリーでゴミ処理を担当している部署を指しています。
deal with ...は「(問題などに)取り組む」という意味です。
toweringは「(塔のように)そびえ立っている、非常に高い」という意味です。towering problemは「非常に困難な問題」という意味ですが、ここでは「高くそびえる大きな問題」として、ゴミの山のことをかけて表現しています。
figure outは「(問題を)解決する」という句動詞です。
what to do with ...は「~に対して何をすべきか」という意味です。
landfillは「ゴミを捨ててある場所、ゴミの埋め立て地」のことです。
ここでのuncheckedは「放置された、野放しにされた」という意味で、has been growing uncheckedは「放置され、どんどん大きくなっている」です。
trashは「ゴミ」のことです。アメリカ英語で「ゴミ」は、trashやgarbageと言うことが多く、イギリス英語では通例、rubbishと言います。
eastern edgeは「東の端」です。
65 meters highは「65メートルの高さ」で、35年間でこの高さになったとされています。
AFP news agency「AFP通信」は、フランスの通信社です。
the garbage mountain「そのゴミの山」は、センテンス3に出てきたthe mountain of trashを言い換えたものです。
likelyは「~しそうである」という意味で、可能性が高いことを表します。
surpassは「超える、上回る」です。
the 73-meter-high Taj Mahalは「73メートルのタージマハル」です。タージマハルはインド北部アグラにある白大理石造りの霊廟のことで、世界遺産にも登録されているインドを代表する建造物です。
environmental campaignerは「環境運動家」のことです。
continuousは「絶え間ない」で、ここでのdumpingは「(ゴミの)投げ捨て、投棄」です。
severelyは「ひどく、激しく」という意味で、程度を表すときに使います。
waterwayは「水路」のことで、河川だけでなく、輸送などに用いる運河なども含まれます。
環境運動家の言葉です。
stuffは、ここでは一般的な「物」という意味です。
ここでのchallengeは「課題、難題」です。
ここでのyoungは「若い」というよりは、インドという国について述べているので「新しい、新興の」という意味になります。
abolishは「廃止する」という意味で、これまでのやり方や制度を終わらせることです。
single-useは「1回だけ使われて捨てられる、使い捨ての」という意味です。
over the next three yearsは「これからの3年で」で、つまり2022年までにということです。
この文の主語はefforts「取り組み」で、述語(動詞)はface「直面する」です。
household wasteは「家庭内の廃棄物、家庭ゴミ」です。
a number of ...は「多くの~、多数の~」という表現です。
fast-developing countryは「急速に発展している国」という意味で、インドのことをこのように表現しています。