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2019年7月15日(月)

ラジオ第2 2019年7月15日(月)の放送内容

ウォークマン40周年 歴代製品を展示

SONY EXHIBIT MARKS 40 YEARS SINCE WALKMAN DEBUT

2019年7月2日のニュース

英語タイトルのSONY EXHIBIT MARKS 40 YEARS SINCE WALKMAN DEBUTは「ソニーの展示会、ウォークマン登場から40周年を記念する」です。
かつて若者を中心に世界的に人気を呼んだ携帯音楽プレーヤー、「ウォークマン」の発売から40周年を記念して、ソニーが歴代の製品を集めた展示会を開いています。
技術の進歩や市場動向によって左右されてきた携帯音楽プレーヤーの歴史について、英語でも話題にしてみましょう。

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Sony is marking 40 years since the launch of its Walkman line of portable music players that revolutionized the way people listen to music. Now, the company has opened an exhibit in Tokyo's Ginza with more than 200 models on display. The Japanese electronics maker has sold more than 400 million Walkmans worldwide.
The first Walkman music-cassette player went on the market on July 1, 1979. The handy gadget became enormously popular in Japan and overseas as it allowed people to enjoy music on the move.
Sony released the CD Walkman in 1984, helping boost the popularity of music on compact discs. It was followed by the MD, or MiniDisc, Walkman in the early 1990s.
Sony then ran into severe competition from Apple's iPod and music-playing smartphones. Sony is trying to push back with its series of high-resolution audio players.
 

センテンスごとに学ぶ

センテンス 1
Sony is marking 40 years since the launch of its Walkman line of portable music players that revolutionized the way people listen to music.cal
ソニーは、人々の音楽の聴き方に革命的な変化をもたらした携帯音楽プレーヤー製品「ウォークマン」の発売から40周年を迎えています。
解 説

動詞markは、年数を目的語に取ると「~周年を記念する、迎える」といった意味になります。
ここでのlaunchは、製品の「発売」や「販売開始」という名詞です。
ここでのlineは、製品の「系統」という意味で使われています。
形容詞portableは「持ち運ぶことのできる、可搬型の」です。
revolutionizeは「革命的に変化させる」という意味で、名詞revolution「革命」に「~化する」という接尾辞-izeが組み合わさったものです。

センテンス 2
Now, the company has opened an exhibit in Tokyo's Ginza with more than 200 models on display.cal
このたびソニーは東京・銀座で展示会を開いて、200台を超える製品を展示しています。
解 説

ここでのexhibitは「展示会」で、exhibitionと同じ意味で使われています。場合によっては、exhibitは「個々の展示物」、exhibitionを「展示会」と使い分けることもあります。
more than Xという場合、厳密には「Xを超える」でX自体は含みませんが、大まかな意味で「~以上」を示す場合もあります。
ここでのmodelは製品の「型式」で、展示された歴代のウォークマンそれぞれを指しています。
on displayは「展示して」という表現です。

センテンス 3
The Japanese electronics maker has sold more than 400 million Walkmans worldwide.cal
その日本の電機メーカーは、これまで世界で4億台以上のウォークマンを売り上げてきました。
解 説

electronicsは、複数扱いで「電子機器」です。ほかに「電子工学」という意味もあります。the Japanese electronics maker「その日本の電機メーカー」はソニーを言い換えたものです。
ウォークマン」はWalkmanですが、商標名をそのまま可算名詞として捉え、複数形でWalkmansと記述することができます。iPodならiPods、スマートフォンiPhoneであればiPhonesとなります。

センテンス 4
The first Walkman music-cassette player went on the market on July 1, 1979.cal
最初の「ウォークマン」音楽カセットプレーヤーは、1979年7月1日に市場に登場しました。
解 説

music cassetteは「音楽カセット」で、かつて音楽記録媒体の主力だった「カセットテープ」のことです。本文ではplayerを修飾する形容詞として、ハイフンで結ばれています。 music tape「音楽テープ」やaudio cassette「録音カセット」という言い方もあります。
go on the marketは「発売になる、市場に出る」という熟語です。

センテンス 5
The handy gadget became enormously popular in Japan and overseas as it allowed people to enjoy music on the move.cal
この便利な装置は、人々が移動中に音楽を楽しむことを可能にしたため、日本や海外で非常に大きな人気を得ました。
解 説

handyは「便利である、役に立つ、扱いやすい」などの意味の形容詞です。例えば、handy guidebookなら「重宝するガイドブック」です。
gadgetは「目新しい装置」や「おもしろい小物」などを指しますが、最近は日本語でもスマートフォンやゲーム機などの最新デジタル機器を「ガジェット」と呼ぶことが増えています。
on the moveは「移動中で」という表現です。

センテンス 6
Sony released the CD Walkman in 1984, helping boost the popularity of music on compact discs. It was followed by the MD, or MiniDisc, Walkman in the early 1990s.cal
ソニーは1984年にCDウォークマンを発売し、音楽CDの人気を押し上げました。これに続いて1990年代初頭には、MDウォークマンが登場しました。
解 説

ここでのreleaseは「(製品を)発売する」という動詞です。CDはcompact disc「コンパクトディスク」の省略形で、カセットテープと違って音声をデジタルデータとして記録したもので、劣化の少ない明瞭な音質で音楽を聞くことを可能にした媒体です。
help+動詞の原形は「~する助けとなる」を表します。その応用として、help+A+動詞の原形は「Aが~する助けとなる」です。
boostは「押し上げる、増強する、促進する」などの意味です。
MDはMiniDiscのMとDをとったもので、「ミニディスク」というデジタル録音媒体の1つです。カセットテープよりも高音質に録音することが可能になり、ソニーも一時は手軽に携帯できる「MDウォークマン」を販売していましたが、現在MDは市場からほぼ姿を消しています。

センテンス 7
Sony then ran into severe competition from Apple's iPod and music-playing smartphones.cal
その後ソニーは、アップルのiPodや音楽再生機能があるスマートフォンとの激しい競争に突入しました。
解 説

句動詞run into ...には「~に突入する、~にぶつかる、~に遭遇する」などの意味があります。
smartphone「スマートフォン」は通例、スペースを入れずに1語でつづります。

センテンス 8
Sony is trying to push back with its series of high-resolution audio players.cal
ソニーは、高分解能の「ハイレゾ」音楽プレーヤー製品で、巻き返しを図っています。
解 説

ここでのpush backは「巻き返す、押し返す」という意味です。
seriesには「連続」や「シリーズ」という意味がありますが、センテンス1のlineと同じように、ここでは製品の「系統」や「製品群」を指しています。
resolutionは「解像度」や「分解能」で、high resolutionは「高解像度、高分解能」です。本文では、続くaudio playersを修飾する形容詞として使われているためハイフンで結ばれています。high resolution は、high definitionと呼ばれることもあります。ソニーをはじめ音楽家電業界では、CDを超える音の情報量を持つ高音質の音源を聴ける「ハイレゾ」対応製品を売り出しています。