2019年10月8日(火)
消費税10% スタート
10% CONSUMPTION TAX KICKS OFF
英語タイトルの10% CONSUMPTION TAX KICKS OFFは「消費税10%開始」です。
消費税の税率が10月1日から10%に引き上げられ、これに合わせて酒類と外食を除く飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率が初めて導入されました。
今回のニュースで、日本の消費税に関する英語表現を学びましょう。
Overnight, customers at convenience stores were among the first people who had to pay the higher tax rate. But that rate won't change for certain goods. The government has kept the tax at eight percent for necessities, such as some food and drinks.
The government has also introduced an incentive program to soften the blow and promote cashless transactions. People using credit cards or electronic payment methods at small or mid-size retailers will get points for future discounts.
The program only runs until June, and most credit cards issued overseas are not covered.
センテンスごとに学ぶ
consumerは、動詞consume「消費する」+-erから成る単語で、「消費者」です。名詞consumption「消費」も、同じ動詞からの派生語です。
deal with ...は「~に対応する、対処する、取り組む、扱う」という句動詞です。
consumption taxは「消費税」です。
the rate「その率」は、消費税率を指しています。
10月1日は火曜日でしたが、英語のニュースではこのように曜日を使うことが一般的です。
the government「その政府」は、日本政府を指しています。
thatは、前のセンテンスで述べていた消費税率の引き上げを指しています。
ballooningは、動詞balloon「風船のように膨らむ」から派生した単語で、「膨れ上がった、膨張した、肥大化した」という形容詞です。
social securityは「社会保障」で、social security costは「社会保障費」です。
pay downは、負債や謝金を「返済する、償還する、全額支払う」、月賦の「頭金を払う」という句動詞です。
debtは「負債、借金」で、public debtは「公的債務(公債)、国債」です。
副詞overnightは「夜通しで、前夜に、一夜にして」といった意味で、ここでは10月1日の午前0時以降の深夜の営業時間を指しています。
各地の小売店などではレジのシステムを切り替えるなど準備を済ませたうえで、新しい税率のもとで営業を開始しました。
the rate「その率」は、税率を指しています。
the tax「その税金」は、消費税を指しています。
necessityは「必需品」です。
今回の税率引き上げでは、酒類と外食を除く飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率が初めて導入されました。
incentiveは「インセンティブ」と日本語でもカタカナでよく用いられます。何かを刺激する「誘因、駆り立てるもの」で、incentive programは「奨励計画、インセンティブ制度、振興策」などです。
softenは、形容詞soft「柔らかい」に-enが付いた動詞で、「和らげる」という意味です。
名詞blowは「殴打、打撃、ダメージ」です。動詞としては「(風が)吹く、(笛が)鳴る、しくじる」などです。
transactionは「取り引き」で、cashless transactionはクレジットカードや電子マネーなどで支払う「キャッシュレス決済」のことです。
electronic paymentは、電子マネーなどで支払う「電子決済」のことです。
mid-sizeは「中規模の」です。ここでは分かりやすくハイフンを入れていますが、midsizeと表記することもよくあります。
retailerは「小売店、小売業者」です。
中小の店舗で買い物をしたとき、現金ではなくキャッシュレスで決済をすると、最大5%分がポイントなどで還元される制度も始まりました。
the program「その計画」は、前のセンテンスに出てきた、新たに始まったポイント還元制度を指しています。
ここでのrunは、サービスなどが「提供される、実施される」という意味です。
issueは名詞でも動詞でも使える単語で、ここでは「発行する」という動詞です。
新たに導入された軽減税率やポイント還元制度をめぐっては、複雑で分かりにくいという声が相次いでいて、各地の小売店などで混乱なく制度への対応を進められるかが焦点となります。