2019年10月17日(木)
Icons on the Japan Airlines website indicate where parents with children less than three years old will be sitting. JAL started the program in 2013. But it grabbed the attention of people on social media last week, when an American passenger posted a tweet.
The man thanked the carrier for issuing warnings about where screaming babies would be during his 13-hour flight. He also wrote that all airlines should be required to issue such advisories.
The tweet triggered a debate on social media. Some people expressed support for the system. But critics say it could make parents with small children feel uncomfortable. They also say it may be discriminatory.
A JAL official says the system was actually introduced at the request of parents traveling with small children. They apparently wanted other passengers to know in advance where kids would be sitting.
センテンスごとに学ぶ
「予約する」という意味の動詞bookにingが付いた名詞bookingは、「(座席などの)予約」です。double-bookingなら「重複予約」、online bookingなら「オンライン予約」です。
generateは「発生させる」で、generate controversyは「論争を引き起こす、議論を呼ぶ」です。
itは、前のセンテンスに出てきたseat-booking systemを指しています。
enable A to ...は「Aが~することを可能にする」です。
avoidのあとには名詞か動名詞が来ます。「~(すること)を避ける」という意味です。
less than ...は「~未満」で、thanの後ろに続く数字を含みません。「~以下」と言うときは、例えば people aged 50 or younger「50歳以下の人」のように表します。ただ現実問題として、論文や何かの規則や契約書など正確な記述が求められる場合は別として、英語話者は、基準となる数字を含むか含まないかの区別に日本語話者ほど頓着しないようです。
grabは、文字どおりには「つかむ、わしづかみにする、ぎゅっとつかむ」ですが、attentionを目的語にすると「強く注意を引く、注目を集める」という意味になります。ちなみに「強く人の注意を引くもの(こと)」という意味の名詞に、attention-grabberという言葉があります。attention-grabberはattention-getterとも言い、プレゼンテーションや論文、レポートなどの冒頭で、聴衆や読者を引きつけるようなエピソードや引用などを入れることを指します。また、「注目度の高い」という意味の形容詞に、attention-grabbingがあります。attention-grabbing headlineなら「目を引く見出し」です。
postは、ネット上に「投稿する」として使われる代表的な動詞です。名詞の「投稿」そのものも、post で表せます。
thank A for ...は「~についてAに感謝する」です。
ここでのcarrierは「航空会社」などの運輸業者で、このニュースでは「日本航空」を指しています。
issueには「(宣言・命令・警告などを)出す、発する」という意味があります。issue an orderなら「命令を出す」、issue a rulingなら「判決を出す」です。
require A to ...は「Aが~することを義務づける」です。
ここでのadvisoryは「注意報、注意書き、情報」です。形容詞で使った例としては、advisory board「諮問機関」や、advisory commission「諮問委員会」などがあります。
「銃の引き金」のことを、triggerと言います。動詞で使うと「引き金を引く」で、転じて「引き起こす」という意味です。
express support for ...は「~への支持を表明する」です。反対に「~への反対を表明する」なら、express opposition to ...のように表せます。
criticには「批評家」という意味もありますが、ここでは「批判する人、反対する人」です。
形容詞discriminatoryは「差別的な」です。名詞形はdiscrimination「差別」、動詞形はdiscriminate「差別する」です。
official「職員」は、ここでは具体的には日本航空の広報担当者を指しています。
actuallyは「意外に思うかもしれませんが」という意味で使っています。直前で、「小さい子どもを連れた親に失礼だ」という意見が紹介されています。そのような思いやりを示す人は、まさか親の要請とは思わないでしょうが実際には、という気持ちでactuallyと入れています。
at the request of ...は「~の要請に応じて」です。...にあたる部分が短ければ、at one's requestの形にすることができます。例えば、The meeting was held at her request.「会議は彼女の要請で開かれた」のように使います。
theyは、parentsを指しています。
センテンス2のtravelersを、本文ではpassengersと言い換えています。
in advanceは「前もって、あらかじめ」です。人に何か用事を頼むとき、最後にMany thanks in advance.などと添える場合があります。文字どおりに訳せば、「あらかじめお礼を言っておきます」という意味です。