2019年11月25日(月)
ベルリンの壁崩壊から30年
GERMANY MARKS 30 YEARS SINCE FALL OF BERLIN WALL
英語タイトルのGERMANY MARKS 30 YEARS SINCE FALL OF BERLIN WALLは「ドイツがベルリンの壁崩壊から30年を祝う」です。ここでのmarkは「祝う、記念する」という意味です。
東西冷戦の象徴だったドイツのベルリンの壁が崩壊してから30年の節目となる11月9日、現地では記念の式典が開かれました。
the fall of the Berlin Wall、the Cold War、former Soviet bloc countriesなど、歴史の節目となる出来事に関連する表現を学び、英会話の話題にしてみましょう。
German Chancellor Angela Merkel attended a ceremony with the presidents of former Soviet bloc countries, including Poland, the Czech Republic, Slovakia, and Hungary. The leaders paid tribute to the people who died trying to scale the wall from the Eastern side.
The wall was built after World War II to prevent people in the then East Germany from escaping to the West. It came to serve as a symbol of the Cold War until East Germany started to dismantle it in 1989 on the back of growing opposition to the rule of the former Soviet Union.
In contrast to the 20th anniversary celebrations, there was no sign of the leaders of the United States or Russia.
センテンスごとに学ぶ
タイトルにも使われていたmarkは「記念する、祝う」です。
ここでのpivotalは「重要な」という意味です。
the fall of the Berlin Wallは「ベルリンの壁の崩壊」です。
ここでのchancellorは、ドイツの「首相」です。
attend a ceremonyは「式典に参加する、出席する」という表現です。
ここでのblocは「圏」という意味で、former Soviet bloc countriesは「旧ソビエト圏の国々」です。
paid tribute to Aは「Aを追悼する、Aに敬意を表する」です。
ここでのscaleは、壁や山などを「よじ登る」という意味です。
the wall was builtの部分は受け身になっています。「その壁は造られた、建築された」です。
prevent A from ...ingは「Aが~するのを防ぐ、妨げる」です。
ここでのthenは、形容詞で「当時の」という意味です。
2つのitは、どちらも前のセンテンスに出てきたthe wall「(ベルリンの)壁」を指しています。
ここでのserveは、機能・役割を「果たす」という意味です。
on the back of ...は「~が背景にあって、~のおかげで、~の影響で」を意味する熟語表現です。「結果として」という訳語が英和辞書の定番ですが、因果関係から「結果として」を意味するas a resultとは微妙に異なり、「~という経緯が背景にあって」という語義です。
ここでのoppositionは「反発、反対、抵抗」です。
in contrast to ...は「~と対照的に、~と比べて」です。
anniversary celebrationは「記念式典」です。
signは「兆し、兆候」などの意味ですが、there is no sign of ...という表現になると「人がいない、現れない」という意味になります。
今回の式典には20年目の記念の行事には参加していたアメリカやロシアなどの首脳の姿はなく、東西冷戦の終結から30年がたった今、米ロなど各国が再び対立を深めている国際情勢が反映された形になりました。