2019年12月17日(火)
His non-governmental organization is based in the city of Fukuoka. Dozens of people, including Afghans who live in the area, gathered at the airport to pay tribute as the plane carrying his remains touched down. Some carried banners saying, "I'm sorry we couldn't protect you," and "You are my hero."
Nakamura and five other people traveling with him were gunned down in an ambush last Wednesday in eastern Afghanistan. Local police are analyzing security camera footage of a vehicle fleeing the scene of the attack.
In addition to his contributions as a physician, Nakamura was renowned for his work building irrigation systems that transformed part of Afghanistan. He became the first foreigner to be awarded honorary Afghan citizenship.
センテンスごとに学ぶ
ニュースの冒頭ですので、話題を転換するnow「さて」で始まっています。
ここでのbodyは「遺体」という意味です。
中村哲さんについては、次のセンテンスで説明しています。
形容詞humanitarianは「人道主義の、人道的な、人道支援の」で、the 73-year-old doctor and humanitarian worker「その73歳の医師で人道支援活動家」は、中村哲さんを指しています。
動詞shoot「(銃で)撃つ」は、shoot-shot-shotと不規則に変化します。
non-governmental organizationは「非政府組織」で、NGOと省略されることもよくあります。
動詞baseは「本拠地を置く」で、be based in ...は「~(場所)に拠点を置く」という表現です。
中村さんは福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表として、アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきました。
dozenは「12個、1ダース」で、dozens of ...は「多くの~」という表現です。
AfghanはAfghanistanから派生した単語で、名詞としては「アフガニスタン人」、形容詞としては「アフガニスタン(人)の」です。
tributeは「敬意、賛辞、称賛の印、貢ぎ物」で、pay tributeは「敬意を表する、貢ぎ物を納める」です。ここでは、故人に対して「最後のお別れをする、追悼する」という意味合いです。
remainsは、通例は複数形にして「遺体、遺骨、遺跡、残骸」です。
touch downは、航空機などが「着陸する」という句動詞です。
福岡空港では、九州各地で暮らすアフガニスタン人など数十人が滑走路の見渡せる展望デッキに集まり、中村さんの写真や日本とアフガニスタンの国旗、それに横断幕を掲げて中村さんの到着を待っていました。
前の文からの続きですので、some (of the Afghans who gathered at the airport)と補うと、分かりやすくなります。
bannerは「横断幕」で、banner saying ...は「~と書かれた横断幕」です。
gun downは「銃撃する、射殺する」という句動詞で、受け身形でよく用いられます。
ambushは「待ち伏せ」で、in (an) ambushは「待ち伏せして」という表現です。
中村さんは、アフガニスタン東部のナンガルハル州ジャララバードを車で移動中に銃撃されて、その後死亡しました。中村さんと一緒にいた運転手や警備員5人も撃たれて死亡しました。
localは「地元の、地方の、現地の」で、local policeは「地元警察、現地の警察」です。policeは集合名詞で、通常は複数で受けるので、police isではなく、police areとなっています。
analyzeは「分析する、解析する」です。名詞形はanalysis「分析、解析」で、その複数形はanalysesとなります。
security cameraは「監視カメラ」、footageは「(録画した)映像」です。
vehicleは「車両」、fleeは「逃げる」、sceneは「現場」です。
additionは、動詞add「加える」の名詞形で、「追加」です。in addition to ...は「~に加えて」という表現です。
physicianは「医師、内科医」です。ちなみに「外科医」なら、surgeonと言います。
renowned for ...は「~で有名な、名高い」という表現です。famous for ...で言い換えることもできます。
irrigationは「かんがい、水を引くこと」です。
アフガニスタンでは干ばつが悪化し、水不足による栄養失調や感染症が急増したため、中村さんは医療活動と並行して井戸を掘る活動を始め、2006年までに飲料用の井戸およそ1,600本と、かんがい用の井戸13本を掘ったということです。
動詞awardは、賞などを「授与する」という意味です。名詞として使うこともできます。
honoraryは「名誉の」、citizenshipは「市民権」で、honorary citizenshipは「名誉市民権」です。