2020年1月21日(火)
ウクライナ機墜落 イラン軍が撃墜認める
IRAN ADMITS SHOOTING DOWN PLANE 'UNINTENTIONALLY'
英語タイトルのadmitは「認める」、unintentionallyは「意図せずに」という意味で、IRAN ADMITS SHOOTING DOWN PLANE 'UNINTENTIONALLY'は「イランが『意図しない』旅客機撃墜を認める」です。
多くの死者を出したウクライナの旅客機の墜落に関して、イランは誤って撃墜したことを認め、謝罪の意を示しました。
イランは当初、旅客機墜落の原因をどのように主張していたのでしょうか。イランの大統領は、声明でどのように述べたでしょうか。こうした点に注意しながら、アメリカとイランの軍事的な緊張とイランの思惑について英語で学習しましょう。
Iran has admitted to shooting down a Ukrainian airliner that crashed near Tehran earlier this week. But it says it was unintentional, and it's blaming the mistake on human error.
Ukraine International Airlines Flight 752 went down on Wednesday shortly after taking off from Tehran. It was carrying nearly 180 people. None of them survived.
The incident happened just hours after an Iranian missile attack on bases hosting U.S.-led coalition forces in Iraq. Iran says the attack was in revenge for a U.S. drone strike that killed top Iranian military commander Qassem Soleimani days earlier.
Iran's admission marks a dramatic turnaround from its earlier claims that the crash had been caused by mechanical failure.
センテンスごとに学ぶ
admitは「認める」ですが、どちらかと言えば「しぶしぶ認める」というニュアンスです。
shoot downは「撃ち落とす、撃墜する」です。
ここでのcrashは「(飛行機などが)墜落する」という意味です。
earlier this weekは、墜落した日のことを示して「今週の今(ウクライナの旅客機を撃墜したことを認めた)よりも早いときに」です。イランが撃墜したのを認めたのは1月11日の土曜日で、ウクライナ機が墜落したのは1月8日の水曜日でした。
冒頭のitはイランのことです。
ここでのblameは「責めは~にある、~のせいである」という意味で、blame A on Bは「AをBのせいにする」です。後ろにhuman error「人為的ミス」と続いているので、blame the mistake on human errorは「その過ちを人為的ミスのせいにする」となります。
in a statementは「声明の中で」です。
ウクライナ機の墜落のことを、the catastrophe「この大惨事」と表しています。
be on alertは「警戒態勢にある」で、be on the highest state of alertは「最高の警戒態勢にある」です。
threats by the U.Sは「アメリカによる脅威」です。
冒頭のheは、イランのロウハニ大統領を指しています。
on behalf of ...は「~を代表して」という熟語表現で、会話でもよく使います。
take all necessary measuresは「全ての必要な手段を講じる」です。
the bereaved family「先立たれた家族」は、つまり「遺族」です。
ここでのgo downは「墜落する」という意味です。
shortly after ...は「~の直後に、~して間もなく」です。
take offは「離陸する」です。
carryは「乗せる、運ぶ」です。
None of them survived.は「生存者はいなかった」、つまり「全員が死亡した」ということです。
happened just hours after ...は「~のほんの数時間後に起きた」です。
bases hosting U.S.-led coalition forcesは「アメリカ主導の連合軍を受け入れている拠点」です。
in revenge for ...は「~に対する報復として」という表現です。
U.S. drone strikeは「アメリカのドローンによる攻撃」で、strikeは特に「空爆」に使います。
ソレイマニ司令官は、国軍とは別に設置されているイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」の司令官でした。
Iran's admissionは、イランが(撃墜を)認めたことを指しています。
ここでのmarkは「示す」という意味です。
turnaroundは、句動詞turn around「向きを変える」の名詞形で、「転換」です。
ここでのclaimは「主張」という意味です。
mechanical failureは「機械的な故障」です。