2020年1月29日(水)
小泉環境相に長男 育休取得へ
CABINET MINISTER CONTEMPLATING PATERNITY LEAVE
英語タイトルのcontemplateは「考える、もくろむ」という意味で、CABINET MINISTER CONTEMPLATING PATERNITY LEAVEは「閣僚が育休を検討中」です。
小泉進次郎環境大臣と、妻の滝川クリステルさんとの間に長男が誕生しました。小泉大臣は、今後3か月の間に在宅勤務なども活用して、合わせて2週間程度の育児休暇を取得する意向です。
今回のニュースで、paternity leave「父親の育休」に関連する英語表現を覚えましょう。
Koizumi, the son of a former prime minister, made headlines when he married a freelance TV presenter last summer, and then became the third youngest cabinet minister in postwar history.
Now he says he intends to take about two weeks of paternity leave over the next three months and work by using methods including telecommuting.
According to the labor ministry, only six percent of eligible male corporate employees took parental leave in fiscal 2018.
Koizumi says he's aware that he may face criticism. He expressed the hope that his decision would further promote the work-life balance in Japan.
センテンスごとに学ぶ
excitementは「興奮、わくわくさせるもの、刺激」です。ここでは、あるニュースが刺激となってさまざまな反響が生まれているといったニュアンスです。
動詞welcomeは、やってきた人などを「歓迎する、喜んで迎え入れる」です。ここでは、小泉夫妻に長男が誕生したことを表しています。
the politician「その政治家」は、小泉大臣を指しています。
stirは「(液体を)かき回す、かきたてる、(騒ぎを)起こす」という動詞です。
ここでの形容詞serving ...は「現役の~」という意味です。
cabinet ministerは「閣僚」です。
paternityは「父であること」で、paternity leaveは「父親の育児休暇、育児休業、育休」です。母親の「育児休業、出産休暇、産休」なら、maternity leaveと言います。どちらにも使えるのが、センテンス5に登場するparental leave「子を養育する親としての育児休暇、育児休業」です。また「育休」には、childcare leaveという言い方もあります。
役職や肩書の前にformerを付けると、「元~、前~」という意味が加わります。
headlineは新聞の「大見出し」で、make headlinesは「トップニュースとなる、大きく報道される」という表現です。
freelanceは「自由契約の、フリーの」、presenterは「番組司会者、ニュースキャスター」です。
postwarは「戦後」です。ハイフン無しでも、post-warのようにハイフンありでも、どちらの表記も可能です。最近の報道ではpostwarとハイフン無しが増えていますが、「第2次大戦後」などの場合はpost-World War IIとします。
intend to do ...は「~するつもりである」です。
methodは「方法」、telecommutingは「在宅勤務、テレワーク」です。
according to ...は「~によると」で、情報源を示します。
the labor ministryは、日本の「厚生労働省」を指しています。正式な英語名称は、the Ministry of Health, Labour and Welfareです。
eligibleは「資格のある、適格の」という形容詞です。
parental leaveは「子供を養育する親(parent)が取得する育児のための休業・休暇」です。
fiscal「会計の」を年の前に付けると、「~年度」となります。
厚生労働省によれば、2018年度の民間企業における育休の取得率は、女性が82.2%だったのに対して、男性は6.16%にとどまりました。ただ、男性の取得率は、2013年度の2.03%からこの5年でおよそ3倍に増えていて、これまでで最も多くなっています。
awareは「気付いている、分かっている」という形容詞です。
ここでのfaceは「直面する」という動詞です。
criticismは「批判」です。
小泉大臣は「史上初の閣僚の育休取得は前例のないことで、批判はつきものだ。賛否両論を受け止めて、公務最優先、危機管理万全で育児の時間を確保したい。育児と公務の両立を図り、働き方改革もしっかり後押ししていきたい」などと述べました。
動詞expressは、考えや気持ちなどを「述べる、言う、表す」です。
promoteは「促進する、振興する、昇進させる」です。
work-life balanceは「仕事と生活の調和」です。定義は人や組織により違うこともあるようですが、一般的には「仕事に使う時間と、家族と過ごしたり自分の好きなことをしたりする時間の比率・均衡」といった意味です。